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05月24日-01号

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  1. 真庭市議会 2022-05-24
    05月24日-01号


    取得元: 真庭市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 4年 6月第2回定例会令和4年6月第2回定例会             真 庭 市 議 会 会 議 録             令和4年5月24日(火曜日)             ───────────────             議  事  日  程(第1号) 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 報告第 3号 令和3年度(2021年度)真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について 第 4 報告第 4号 令和3年度(2021年度)真庭市下水道事業会計予算繰越計算書について 第 5 専決第 2号 真庭市税条例の一部改正について 第 6 専決第 3号 真庭市国民健康保険税条例の一部改正について 第 7 議案第46号 動産の買入れについて 第 8 議案第47号 岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更に関する協議について 第 9 議案第48号 真庭市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部改正について 第10 議案第49号 動産の買入れについて 第11 議案第50号 動産の買入れについて 第12 議案第51号 真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理者の指定について 第13 議案第52号 令和4年度(2022年度)真庭市一般会計補正予算(第1号)について             ~~~~~~~~~~~~~~~             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第13まで             ~~~~~~~~~~~~~~~             出  席  議  員(24名)   1番  緒 形   尚 君         2番  伊 賀 基 之 君   3番  黒 川   愛 君         4番  淺 野 和 昭 君   5番  吉 原 啓 介 君         6番  福 島 一 則 君   7番  柴 田 正 志 君         8番  妹 島 弘 和 君   9番  森 田 敏 久 君        10番  大 月 説 子 君  11番  伊 藤 義 則 君        12番  加 藤 大 悟 君  13番  西 田 文 子 君        14番  氏 平 篤 正 君  15番  長 尾   修 君        16番  入 澤 廣 成 君  17番  庄 司 史 郎 君        18番  小 田 康 文 君  19番  岩 本 壯 八 君        20番  妹 尾 智 之 君  21番  古 南 源 二 君        22番  中 尾 哲 雄 君  23番  森 脇 正 和 君        24番  河 部 辰 夫 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             欠  席  議  員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             遅 参 ・ 早 退 議 員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             説 明 の た め 出 席 し た 者市長       太 田   昇 君    副市長      伊 藤 敦 哉 君危機管理監    池 田 敏 浩 君    総合政策部長   有 元   均 君総務部長     金 谷   健 君    生活環境部長   今 石 久 嗣 君健康福祉部長   江 口 祥 彦 君    産業観光部長   木 村 辰 生 君産業政策統括監  石 井 裕 隆 君    建設部長     頭 山 龍 一 君会計管理者    橋 本 敏 郎 君    消防本部消防長  大 美   勝 君蒜山振興局長   行 安 太 志 君    北房振興局長   大 塚 清 文 君落合振興局長   河 本 京 子 君    勝山振興局長   河 島 賢 治 君美甘振興局長   今 石 健 司 君    湯原振興局長   畦 崎 宜 久 君教育長      三 ツ 宗 宏 君    教育次長     安 藤 紀 子 君湯原温泉病院事務部長  中 谷 由紀男 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長   三 浦 祥 靖 君    参事       齋 藤 香 織 君主幹       池 田 政 師 君             ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開会 ○議長(小田康文君) 皆さんおはようございます。 本日、令和4年6月第2回真庭市議会定例会が招集されまして、皆様には御参集をいただき御苦労さまでございます。 ただいまの出席議員は24名全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、タブレットに配信しておりますとおりであります。 それでは、まず議長報告をいたします。 3月定例会以降の諸般の報告については、タブレットに配信しておりますとおりでございます。後ほど御覧いただきたいと思います。 以上で議長報告を終わります。 次に、市長より挨拶並びに諸般の報告をお願いします。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) 改めまして、皆さんおはようございます。 本日ここに、令和4年6月議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には御参集いただき誠にありがとうございます。 それでは、3月定例会での報告以降の真庭市政の主な動きを中心に申し上げます。 まず、脱炭素先行地域についてですが、4月26日、真庭市が環境省から地域指定の第1弾として選定されました。このことは、SDGs未来都市として資源循環型共生社会づくりを進めてきた真庭市として大変喜ばしいことであり、2030年までの8年間に合計で最大50億円の国庫支援を受けることが可能となりました。市としては、これを有効に活用して、ゼロカーボン宣言都市にふさわしい取組を精力的に進めてまいります。 また、環境関係ですが、5月19日参議院環境委員会における地球温暖化対策推進法の改正審議に参考人として出席し、真庭市におけるゼロカーボン対策などの取組を中心に報告しました。 新型コロナウイルス感染症については、全国的にも真庭市においても新規感染者の発生が依然として続く中、3回目ワクチン接種を推進しており、昨年時点での接種率は全人口比で68%、2回目接種者に占める割合は81%と順調に進んでいるところです。 4回目接種については、国の方針により接種目的を重症化予防に特化し、対象者を限定した上で明日25日から開始することとし、今後の追加費用に係る補正予算を本定例会に提案いたします。 一方で、3年ぶりに行動制限がないゴールデンウイークとなり、各地ににぎわいが戻りつつあります。また、先日、厚生労働省専門家会合においても、オミクロン株の特性を踏まえ、引き続き3密を避けながらも、例えば屋外での人との距離が十分取れる場合や、距離が取れなくても会話がほとんどない場合であれば、マスクの着用は必ずしも必要でないとの提言がなされるなど、時代は確実にウイズコロナのステージに切り替わっています。 こうした中で、コロナ禍における暮らしの支援と経済対策として、真庭おうえんクーポン券事業と真庭おもいやり事業を今月から実施しますが、当初予算の編成時に比べ、ウクライナ情勢や急激な円安傾向など諸般の影響を受け物価が高騰している現状を重視し、市民の暮らしと経済を支えるため、国の補正予算などを活用して必要な対策を今後とも機敏に打っていく考えであります。 このような社会経済情勢の中で、共生社会がますます重要となってきた今日、昨年度策定した真庭市共生社会推進基本方針に基づき、令和4年度から5年間の実行計画となる真庭市共生社会推進dXアクションプランを4月に策定しました。市役所全体、または各部署で取り組むなど、合計200を超える事業を掲載しております。今後、必要に応じて新たな取組も追加しながら、このプランを着実に推進してまいります。 また、市民とともに実現していくための共生社会推進市民会議──仮称ですが──については、行政、議会はもとより、経済界や福祉団体、教育関係団体等、各分野の参加を呼びかけ、発起人会設立に向け準備を進めています。まずは、発起人会で市民会議の設立目的や進め方、運営や活動等について十分に協議を行い、共生社会に対する認識を共有しながら、市民総参加による市民会議の設立を目指してまいります。 さて、2月24日に、ロシアによる独立国家ウクライナへの武力侵略が始まって以来、連日の悲惨な報道には目を背けたくなりますが、このような非道な状況を収めるためには、私たち平和を希求する市民一人一人が、世界の中の一員としてやるべきことやできることをそれぞれの立場で考え実践していくことが、今まさに求められているのではないでしょうか。 市議会では、いち早くロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議と、その懸垂幕の設置をされていますが、真庭市行政としてウクライナ支援のための募金活動や旧遷喬尋常小学校のライトアップに加え、市営住宅の提供をはじめ避難民を受け入れるための支援策を準備し、マスコミに発表しました。 市民や事業者の間でも、平和を願う手作りブローチの配布や、販売売上げの寄付金などの支援の輪が広がっています。平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した国民として、小さな力ですが今後も真庭に暮らす私たちがともに手を携え、武力による侵略を許さない世論を強め、恒久平和の実現を目指して一丸となって取り組んでまいりましょう。 それでは、市政の現状と最近の成果、そして今後の取組について、その主なものを報告いたします。 1つ目は、安全・安心で魅力的な地域づくりです。 共生社会の実現に向けた具体的な施策である真庭市発達発育支援センターは、開所から1か月半が経過しました。4月1日の看板除幕式を、わくわくステップ、わくわく親子教室の2つの通所支援の提供を開始したほか、市内の全小・中学校と園の訪問を行い、発達支援コーディネーター臨床心理士による支援を実施しています。開所から今月20日までに、電話による相談が57件、来所や巡回による相談が61件あり、発達や発育に不安を抱く方のニーズの多さや、センターの必要性を改めて認識しました。 さらに、関係機関との連携強化に手応えも感じており、センターを乳幼児期から就学時、成年期に至るまで、支援者が変わっていっても途切れずに地域で支援するトータルライフ支援の中核機関として、皆様と共に育ててまいりましょう。 共生社会と回る地域経済推進の重要なツールとなる市民ポイントキャッシュレス決済基盤については、金融機関真庭商工会、福祉や環境関係団体等によるコンソーシアムの早期設立に向け検討協議を進めてきましたが、決済システムの要となる金融機関の参加調整が進んだことから、本定例会にポイント管理金融機関との連携部分に係る基盤システムの構築経費を補正予算として提案しています。今後、市民ポイントの対象分野や具体的なキャッシュレス決済システムの運営体制、市民への周知や導入促進などについて、コンソーシアムや庁内のプロジェクトチームなどで議論検討を進め、年度内のシステム構築と一部サービス開始を目指してまいります。 SDGsの普及促進についてですが、県内のSDGs未来都市である真庭市、岡山市、倉敷市、西粟倉村と岡山大学をはじめとする産官学金言の連携体、おかやまSDGs研究会真庭観光局などと連携し、SDGsをより身近に体験できるツアー造成の検討を進めており、本定例会に補正予算を提案します。 防災、危機管理については、これから出水期を迎えるに当たり、市民向けにSNSを活用した防災情報配信サービスを開始しました。これにより、市民の皆様に避難情報等を発令と同時に通知することが可能となりましたので、広報4月号の登録方法を参照の上、ぜひ登録をお願いいたします。 自分らしい生き方を探る真庭なりわい塾は、北房地域をフィールドに2年目の実践講座を来月から開催します。また、中和地区では第6期となる基礎講座の塾生募集のため、先月に岡山市と大阪市でそれぞれプレイベントを開催し、オンラインを含め約150名の方に参加いただきました。さらに、今月7日から8日にかけて開催した現地見学会には25名の参加があり、自分らしい生き方や農山村の暮らしについて関心が高いことがうかがわれます。現在、6月11日の入塾式に向け、塾生の選考を進めているところです。 まちなかの魅力アップについては、真庭市まちづくり計画都市計画マスタープラン)に基づき、中心市街地の魅力や生活環境整備について、地域の中に職員が入り、地域の現状や課題を共有しながら、地域と共に、まちづくりの体制整備や事業計画の作成など公民連携によるまちなかの魅力アップに向けた取組を進めます。 また、北町公園の今後の在り方については、今月13日に学識経験者関係団体の代表者等で構成する委員会を立ち上げました。なるべく早く今後の方向性をまとめてもらいたいと考えています。 次に、各地域の取組について振興局ごとに申し上げます。 蒜山振興局では、自然広場──仮称ですが──の実施設計に現在着手しています。自然豊かなこの広場で、蒜山の魅力を体感していただくとともに、GREENable HIRUZENなど各種の施設と連携して、蒜山地域全体の周遊効果を向上させていきます。 また、昨年度設立した蒜山自然再生協議会が、今年度から草原管理の担い手不足を解消し、草原環境の維持と環境共生型の建築資材として大きく注目されているカヤの活用を進めるための取組として、50名を超えるボランティアの参加を得ながら山焼きを実施しました。今後、この協議会が中心となり、地域固有の自然や文化、景観を次世代に引き継ぐための取組を推進することができるように、市としても支援してまいります。 北房地域では、渚の交番プロジェクトの拠点施設、里山里海交流館しんぴおが来月4日にオープンする予定です。北房観光協会と連携し、蛍や自然環境、古墳をはじめとした史跡等の地域資源を活用した体験教育プログラムの実施など、地域住民や都市住民、備前市をはじめとする県内外の里海の人々との交流を進めてまいります。 落合地域では、醍醐桜が3月31日に開花し、各地から約2万5,000人の観光客を迎え入れ、にぎわいました。旧別所小学校を会場に開催されたアートイベントMANIWART FESTIVALでは、市内や日本各地で活躍しているアーティストをはじめ、市内障がい者就労支援施設スカイハート灯の利用者や、株式会社ピタゴラスが運営する放課後デイサービス利用者などによる作品の展示、物づくり体験やマルシェなど、来訪者と地域との交流が生まれ、アートを通じて地元が盛り上がっています。 また、現在、旭川・りんくるラインの南の玄関口である川東公園の景観整備を進めています。今後は、落合、久世、勝山地域で連携したイベントを企画し、川東公園から周辺地域への回遊の促進を図ってまいります。 久世地域では、旧遷喬尋常小学校を会場に市民団体ロマネスク遷喬の会による久世南光亭が今月13日に開催されました。 また、22日には、まちおこし団体R.北町公園が、地域コミュニティづくりや市内交流を目的としたイベント、きたまちマルシェを3年ぶりに開催しました。自家製パンや料理、雑貨の販売、アクセサリーのワークショップなど、多彩な出店により大勢の方でにぎわいました。いずれも、コロナ禍での沈みがちな雰囲気を吹き飛ばす明るい笑いのあふれるものでした。 勝山地域では、地元住民有志によるかつやま町並み保存事業を応援する会のメンバーを中心に、勝山の美しい景観をどう守り、後世にどうつなげていくかを考える座談会を開催しました。引き続き、伝統的建造物群保存地区制度の勉強会など、地域住民の主体的な活動を支援してまいります。 富原駅舎では、トイレ改修工事の完成を契機に、地域住民の触れ合いと地域内外の交流を目的とした春の富原を楽しむイベントが開催され、大勢の参加者でにぎわいました。地域の活性化に加えて、姫新線への愛着やマイレール化利用促進にもつなげられるよう、今後も駅舎活用の取組を支援してまいります。 美甘地域では、高齢化率が53%を超える中、元気なお年寄りを増やしていく取組を図るとともに、世代間の交流を深めるためのイベントを実施しています。先月には、お花見ウオーキングや山焼きを実施し、今月22日にはスポーツフェスティバルを開催しました。どの事業も大勢の方に参加いただき、地域資源や人とのつながり、触れ合いの重要性を再認識できた有意義なものとなりました。 湯原地域では、先月1日に二川みらいづくりセンターが開所し、デマンド交通地域組織、文化、体育団体が新たな施設で活動を始めました。また、30日には、ふるいち二川マンガ館センター内にオープンし、新たな交流が生まれる施設としてスタートを切りました。今後も、持続可能な地域として生き残るため、地域住民との関わりを深めながら、支援をいただける市民団体、学生等との連携を深め、二川のにぎわいを創り出してまいります。 湯本温泉館3階に整備したテレワーク施設は、コワーキングスペースU ffice(ゆフィス)として今月14日にオープンしました。温泉に癒やされながら仕事ができるワーケーション施設として、地元観光、旅館関係者、さらに蒜山サテライトオフィスとも連携して利用促進に努めてまいります。 2つ目は、力強い循環型の地域経済づくりです。 昨年度、GREENable HIRUZENがオープンし、コロナ禍にもかかわらずミュージアムには約3万4,000人、全体で14万6,000人と目標人数を上回る大勢の方の来場がありました。GREENableブランドも、自動車、衣料品メーカーなどがその理念に共感し、様々なイベントが行われ、また今月20日には市在住のカップルが結婚式を挙げるなど、ブランド価値の高まりをひしひしと感じています。 また、蒜山サテライトオフィス整備事業については、入居者獲得に向けて、蒜山というロケーションに対して価値を感じていただける企業の調査等を行うとともに、建物の取得に向けた動きをしています。 さらに、働きやすい環境づくりとして、企業内保育所推進事業や全ての人が自分らしく働ける環境づくりを目指した多文化共生コーディネーター事業を具体的に進めてまいります。 林業振興については、昨年度策定された国の新たな森林・林業基本計画と歩調を合わせ、森林所有者の意向を踏まえた新たな森林経営モデルの構築を進めるほか、市内の林業関係事業体と連携しながら、林業、木材産業の担い手確保に向けた取組を推進してまいります。 昨年度、NTT西日本と共同で、効率的な資源量把握コストシミュレーション二酸化炭素吸収量の可視化に向けたデータの蓄積を行いました。また、中国経済産業局、岡山大学、中国地域の製造業者などと共同で、主伐期を迎えた我が国における森林資源クレジット化について議論をしたところです。環境面を含めた森林資源の価値の見える化と、これによる付加価値の創出を目指してまいります。 真庭産木材の需要拡大については、脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律が施行され、真庭市内公共建築物における真庭産材等の利用の促進に関する方針を3月に変更したところです。法改正により、木材需要拡大が近く民間建築物を含めて行われるものと制度上もされたことから、特に真庭市内の製材業の多くが住宅市場向けの製品を製造している中、中・長期的に見込まれる住宅市場の縮小を見据え、市として取り組むべき需要拡大の方針を明らかにしました。 加えて、全国経済同友会が主催する木材利用推進全国会議──私も理事をしておりますが──に対し、市有施設の原則木造化や木材の使用に関する炭素固定量の表示を積極的に行うなど、市として独自に取り組むことについても宣言しています。今後、真庭産木材の需要拡大と併せて、脱炭素社会に向けた取組をさらに推進してまいります。 昨年5月、国において2050年の農業の目指す姿、みどりの食料システム戦略が策定されました。農業分野での脱炭素化や化学肥料の使用削減など、持続可能な食料システムの構築を目指すもので、真庭市が現在取り組んでいる生ごみ等の資源化やバイオ液肥による循環型農業などは、まさにこの戦略と合致するものであります。戦略で目指している、調達、生産、加工、消費の各段階で脱炭素化やイノベーションによるスマート農業、無駄のない加工や流通、環境に優しい消費や食育を進めることは、生産性や地域所得の向上、雇用の拡大、さらには食料自給率の向上にもつながります。真庭市においても、真庭市版のみどりの食料システム戦略ビジョンを策定すべく、本定例会に補正予算を提案しています。 中山間地域の振興については、未利用農地を新しい産業創出の場として活用するプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、コバシホールディングス株式会社農事組合法人寄江原株式会社ジャパンモスファクトリー、株式会社せとのわと真庭市がチームとなり、世界初の技術により農地でコケを培養し、生産から製品化、販売までの仕組みを構築するもので、生産には肥料としてバイオ液肥を活用し、より付加価値が高い製品を開発していきます。 年々増加傾向にある未利用農地や、農家の所得向上など、中山間地域の課題解決を目指し、真庭市から未利用農地を活用した新産業創出のチャレンジが始まります。 3つ目は、持続可能な真庭の環境づくりです。 冒頭申し上げたとおり、真庭市が環境省の脱炭素先行地域に選定されたことを受け、まずは省エネに取り組むために、本庁舎など公共施設のLED化を実施する補正予算を本定例会に提案します。 また、カーボンニュートラルの実現については、特にCO2排出量の多い産業の割合が全国に比して高いこの中国地方での取組が大きくなってきました。昨年11月に、中国経済連合会による中国地域カーボンニュートラル推進協議会が設立され、その具体的な検討組織であるカーボンニュートラル電力推進部会の第1回目が先月開催されました。この動きは、中国地方の経済界が地域に目を向け、電力の分散型ネットワークの構築を目指すもので、私たちのような里山地域にとって大きなチャンスと捉えています。真庭市としても、地域資源を最大限活用した木質バイオマス発電を抱える地域として、この協議会や部会に積極的に参画してまいります。 さらに、再生可能エネルギー100%に向けては、国の支援を受けながら、真庭市特有の森林資源活用による再エネポテンシャルを最大限生かした再エネ設備の導入促進や、カーボンニュートラルと地域創生の両立、地域マイクログリッドの実現を目指します。その中心として位置づけられている第2真庭バイオマス発電所の建設に向けた検討については、市内の木材関連産業の活性化と森林の適切な管理に資すること、さらには地域資源の活用が市民全体の利益につながることが前提です。 今年度は、エネルギー政策を本格的に推進し、地域マイクログリッドの構築をはじめ、この地域資源の活用を市民全体の利益につなげることを具体化し、将来にわたって地域内で作られたエネルギーが地域内で十分活用され、さらに余ったエネルギーを市外に向けて販売し、その利益が市民の利益として還元される、そのような未来に向けての政策を検討してまいります。 このように、今後も市外の企業や団体の力を借りながら、市内の皆様と積極的に議論を行い、再生可能エネルギーの導入拡大や、カーボンニュートラルの推進について検討を続けてまいります。 また、ゼロカーボンシティまにわの実現に向けては、今年度多くの方に意見を聞きながら、市民、事業者、行政が主体となって取り組むための指針である真庭市地球温暖化対策計画(区域施策編)を策定します。 公共交通については、真庭市地域公共交通計画マスタープランに基づき、まにわくんの幹線機能の拡充を図るため、運賃支払いのキャッシュレス化の検討をするとともに、枝線についても沿線人口に対する運行規模の検証を踏まえ、事業者協力型も視野に入れた見直しに向けて検討し、利便性の向上と利用者の増加に努めてまいります。 共助による地域のあし確保事業については、二川、津田地域で住民主体の運行が行われており、今後も他地域への普及拡大と支援を行うとともに、地域の特性に合った仕組みの構築を検討します。 また、広域交通に関しては、コロナ禍の影響等により、JRや高速バスなどの利用者が激減し、路線の維持存続が非常に厳しい状況になっています。先日には、JR西日本が経営状況に関する情報開示の中で、輸送密度、平均通過人員2,000人──これは日未満ですけども──の線区として、姫新線についても収支率が開示され、また高速バスでは、いまだに多くの路線の運休が続いています。 本来、広域交通は、JRやバス事業者と各自治体が個別に議論するのではなく、重要な政策として国や県が関与し、維持充実を図るべき分野です。しかしながら、地方と都市を結ぶ大切な移動手段でもあります。小さな自治体には限界がありますが、真庭市としてもJR西日本や高速バス事業者に対して、維持存続や休止路線復活などを粘り強く働きかけていく必要があります。 私も、今月10日に開催された中国市長会において、JRローカル線などの課題解決に向けた検討会の設置を提案したところでありますが、今後、議会、市民とともに危機感を共有しながら、積極的な対策を講じていきたいと考えていますので、御理解と御協力をお願いいたします。 中国横断自動車道岡山米子線の4車線化については、3月30日に溝口インターから米子インターまでの約4.8キロが事業許可され、岡山米子間の全線4車線化が決定しました。要望活動に共に取り組んできた議員各位に、また議会に、改めて感謝申し上げます。 太平洋、瀬戸内海、日本海を最短で結ぶ基幹的な南北軸を形成する岡山米子線の4車線化は、平時の人流、物流はもとより、救急搬送、大規模災害時の救急輸送等に大きく寄与するものであり、今後も岡山県や沿線市町と連携し、利用促進に取り組むとともに、NEXCO西日本等に対して事業の早期完成を要請してまいります。 今年度から始めた道路環境整備事業は、5月20日時点で128団体、活動路線250キロの登録をいただいており、市民団体による市道の自主的な除草清掃活動や、見守り意識が広がっています。この活動は、市道の安全確保や地域景観、快適な生活環境の維持につながるとともに、地域の活性化を促すものと期待しており、今後も団体の登録を進めてまいります。 上下水道では、公営企業として経営体制強化を図るため、上下水道課を統合し、経営企画室を設置しました。共通している業務の一体化や、類似業務の統合による経営コストの削減など持続可能な経営を目指し、施設整備における投資を抑制、人口減少を見据えた収支計画の検討、下水道整備区域の見直しなど、上下水道事業の中期経営計画を今年度策定します。 4つ目は、夢ある子育て、「ひと」づくりと豊かな文化づくりです。 林業・木材・木造建築教育・研究ゾーン構想については、より具体的に事業を推進するため、先月27日に岡山大学と包括連携協定を締結しました。今後は、岡山大学グリーンイノベーションセンターと連携協力しながら、林業、木材、木造建築に関する学術の調査研究や、教育研究拠点の誘致、大学院生のインターンシップなどの人材育成に取り組んでまいります。 幼児教育施設のうち認可施設で実施している第3子以降の保育料無償化については、今年度から事業所内の保育所など認可外施設においても利用料を補助できることとしており、現在、2施設が制度を活用しています。今後も、制度の周知を図り、利用者の公平性を確保するよう努めてまいります。 病児保育事業については、現在、久世地域で1施設が実施しているのみですが、今年度、勝山地域で事業開始に向けた申出があり、適切な事業実施が見込めることと、市内北部地域の広範な利用が期待できることから、事業開始に向けた施設改修に係る費用を補助するため、本定例会に補正予算を提出します。多様化する保育ニーズに対応する観点から、このような提案が出てくることは非常にありがたいことであり、市としても支援してまいります。 学校教育では、郷育を核としたキャリア教育を推進するために、真庭市版SDGsスタートブックを作成し、全校での活用を始めています。このSDGsスタートブックは、AR、拡張現実アプリケーションを連動させることにより、各学校での郷育の成果を表現するツールとして活用し、子どもたちの自発的で探求的な学びの共有と向上を図っています。 また、市内小・中学校では学校運営協議会の設置が進み、今年度新たに13校がコミュニティ・スクールとしてスタートし、現在、市内小・中学校26校中22校で設置となりました。地域で目指す子どもの姿を共有し、学校や地域、家庭がともに育つ仕組みづくりを進めてまいります。 高校魅力化推進事業については、4月から真庭高校に市からマイスター・ハイスクールCEOと産業実務家教員を派遣し、2校3校地の魅力を中学生や保護者に分かりやすく発信する方策について高校との調整を進めています。 また、中学生が行きたい、保護者が行かせたい、地域が活かし支えたい高校の在り方を地域と共に考える高校応援市民会議の立ち上げに向けて関係者との協議を始めています。 さらに、郷育魅力化コーディネーターが高校に直接関わり、真庭の地域資源を生かした学習や、小中学校と高校での連続した学びの環境充実への支援を一層強めてまいります。 中央図書館では、本年度から新たな館長が着任しました。着任を記念して今月5日に実施した「館長と遊ぼう もちより図書館!」では、お薦めの本を持ち寄った一箱図書館の開設のほかに、路上遊びやミニマルシェなどを企画し、子どもから大人まで大勢の人でにぎわいました。今後も、図書館に人が集い、新たなつながりや学びを生み出す取組を進め、笑顔が集うみんなの図書館づくりを推進してまいります。 社会人になった後も、新たな知識や技能、教養を身につけることは必要です。真庭市では、学びへの再チャレンジができる場づくりとして、市民が公平に学ぶことができるよう、大人を対象とした学び直しの講座を7月から開催します。 また、地域の文化資産を活用できる体制の整備として、旧阿口小学校を活用した文化財収蔵施設が完成し、旧勝山図書館にあった文化財資料の搬入を3月に終えました。今年度は、旧北房公民館に保管している資料の移転等を行い、分散している文化財資料を集約管理していきます。 さらに、今後ワークショップの開催等を通じて、文化財を活用する仕組み、地域資源を活用した地域づくりについて、市民と一緒に考え、市民の主体的な取組につなげてまいります。 旧遷喬尋常小学校については、校舎の解体修理と耐震補強工事を早急に実施するため、令和4年度から5年度にかけて校舎保存活用計画を策定します。策定に当たっては、文化財、木造建築構造、防災などの専門家等で構成する校舎保存活用計画検討委員会を設置し、活発な議論を行いながら策定に向けて取り組んでまいります。 5つ目は、行政・地域経営、市民目線のカイカク、カイゼンについてです。 部局経営目標については、令和3年度の実績を検証し、令和4年度の目標を公表しています。 また、昨年度策定した第4次真庭市行政経営大綱については、各施策ごとのアクションプランの策定に着手しておりますが、いずれも市民生活の向上につなげていくため、不断の見直しと改善、情報公開に努めてまいります。 公共施設の使用料については、原則3年ごとに見直しを行っており、今年度がその年に当たります。それぞれの施設の現状や使用料の課題などを踏まえて、必要な見直しを進めてまいります。 職員の採用については、今年度、共生社会の推進を目指し、手話通訳士や臨床心理士等の専門職員を一層充実させるなど、真庭市合併以来最多となる37名(湯原温泉病院、消防等を含む)の新規採用職員を迎え、新たな体制で業務をスタートさせています。 また、新規採用職員に向けての研修も実施しており、一日も早く市役所の業務に慣れ、家庭や地域でも活躍し、ワーク・ライフ・バランスの充実した生活を送ることができる職場づくりに努めます。 さらに、現在、令和5年度採用の職員募集を行っています。定員適正化計画に基づき、安定的な組織運営を維持するため、事務職など6つの職種で、幅広い年齢層を対象に、前期後期の2回に分けて試験を行う予定です。前期試験の応募締切りは来月9日で、市民とともに考え、何事も積極的に取り組み、課題や目標に意欲を持ってチャレンジする方の応募をお待ちしています。 以上、市政運営の状況について主なものを御報告しました。 なお、今議会では報告2件、専決2件、条例や補正予算議案など7件、総数11件の御審議をお願い申し上げます。 また、各議案の内容につきましては日程に沿い順次説明いたしますが、慎重御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶と業務の報告とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 市長の挨拶並びに諸般の報告が終わりました。 それでは、これより議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長において11番伊藤義則君、12番加藤大悟君を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第2、会期の決定についてを議題とします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から6月9日までの17日間とし、会期中の日程はタブレットに配信しております定例会運営予定表のとおりとすることに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月9日までの17日間とし、会期中の日程は定例会運営予定表のとおりとすることに決定しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第3、報告第3号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について及び日程第4、報告第4号令和3年度(2021年度)真庭市下水道事業会計予算繰越計算書についての2件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました報告第3号令和3年度真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について及び報告第4号令和3年度真庭市下水道事業会計予算繰越計算書についての報告2件につきまして御説明いたします。 報告第3号令和3年度真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書については、本年3月の第1回真庭市議会定例会において繰越明許費の議決をいただき、歳入歳出予算を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越計算書を調製し、本会議において報告するものであります。 次に、報告第4号令和3年度真庭市下水道事業会計予算繰越計算書については、地方公営企業法第26条第3項の規定により、歳入歳出予算を翌年度に繰り越しましたので、繰越計算書を調製し、本会議において報告するものであります。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 金谷総務部長。 ◎総務部長(金谷健君) 失礼します。 それでは、報告第3号令和3年度真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について補足説明をいたします。 議案集の3ページから6ページを御覧ください。 報告第3号令和3年度真庭市一般会計予算繰越明許費繰越計算書については、国の令和3年度補正予算に伴い、前倒しして実施中の国土調査事業をはじめ、新型コロナウイルス対策関連の給付金支給事業のほか、家庭ごみ資源化促進事業、そばの館を整備する観光施設整備事業、災害復旧に係る事業等22事業、総額14億9,024万円を繰越ししております。そちらの一覧表に、款、項、事業名ごとに金額と翌年度繰越額、右側に財源内訳を記載しております。 今後とも、事業の早期発注、早期完成に向け鋭意努力してまいります。 以上、報告第3号の補足説明とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 頭山建設部長。 ◎建設部長(頭山龍一君) 報告第4号令和3年度真庭市下水道事業会計予算繰越計算書について補足説明をさせていただきます。 議案集の7ページを御覧ください。 公共下水道事業の久世地区管渠工事と久世浄化センター改築更新工事を繰り越しております。 理由としましては、宅地造成工事の影響によるものと、電気工事で新型コロナウイルスの影響による半導体の確保が困難であったことによるものでございます。 管渠工事につきましては6月末に、浄化センターの改築更新工事につきましては9月末に完成予定です。 財源内訳としましては、国・県の補助金等になります。 詳細につきましては8ページをお目通しください。 以上で補足説明とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで日程第3、報告第3号及び日程第4、報告第4号の報告2件を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第5、専決第2号真庭市税条例の一部改正について及び日程第6、専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正についての2件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました専決第2号真庭市税条例の一部改正について及び専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正についての専決2件につきまして、議会を招集する時間的余裕がないため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行い、同条第3項の規定により報告し、議会の承認を求めるものであり、その概要を御説明いたします。 専決第2号真庭市税条例の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、省エネルギー改修工事を行った家屋の固定資産税の特例措置の変更等、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正については、地方税法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険税に係る課税限度額の引上げを行うものであります。 以上でありますが、詳細につきましては担当者から補足の説明をさせますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 金谷総務部長。 ◎総務部長(金谷健君) 失礼いたします。 専決第2号真庭市税条例の一部改正について及び専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正について補足説明いたします。 まず、専決第2号真庭市税条例の一部改正についてですが、主な内容を御説明します。 議案集の15ページ、新旧対照表を御覧ください。 附則の第10条の2第2項の改正についてですが、下水中の有害物質を除去するために設置する下水道除害施設について、固定資産税の課税の特例の割合を課税標準額の4分の3から5分の4に変更するものです。 続きまして、17ページをお願いいたします。 附則第10条の3の改正は、省エネ改修工事を行った住宅の固定資産税を減額する特例の適用について、対象となる工事の範囲を拡大し、断熱改修工事と併せて行う太陽光発電装置、高効率空調機等の設置工事を追加するものです。 なお、今回の法改正で、適用範囲の見直しと併せて適用期限についても令和6年3月31日まで2年間延長することになっております。 次に、18ページから19ページをお願いいたします。 附則第12条の改正は、コロナからの景気回復に万全を期すため、固定資産税の課税標準額の上限幅を評価額の最大年5%としている負担調整の措置について、商業地等については令和4年度に限り最大年2.5%とするものです。 次に、専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、23ページの新旧対照表を御覧ください。 主な内容につきましては、第2条の改正で国民健康保険税の課税の上限を見直すもので、基礎課税額の上限を63万円から65万円に、後期高齢支援金課税額の上限を19万円から20万円にそれぞれ引き上げるものです。あわせて、23条の改正で国民健康保険税の減額を行う場合における課税の上限額についても同様に見直すものです。 この専決第2号及び3号につきましては、関係法令が令和4年3月31日に公布、同4月1日に施行されたことに伴い、専決処分をさせていただいたものであります。 以上、専決第2号及び専決第3号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を1件ずつ行います。            ~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(小田康文君) まず、日程第5、専決第2号真庭市税条例の一部改正についての質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで専決第2号に対する質疑を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第6、専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正についての質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで専決第3号に対する質疑を終わります。 次に、委員会付託及び討論省略についてお諮りいたします。 本2議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において審議することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、専決第2号及び専決第3号の2件は委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において審議することに決しました。 それでは、これより1件ずつ採決をいたします。 お諮りいたします。 日程第5、専決第2号真庭市税条例の一部改正については原案のとおり承認することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、専決第2号については原案のとおり承認されました。 次に、専決第3号の採決をいたします。 お諮りいたします。 日程第6、専決第3号真庭市国民健康保険税条例の一部改正については原案のとおり承認することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、専決第3号については原案のとおり承認されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第7、議案第46号動産の買入れについてから日程第12、議案第51号真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理者の指定についての6件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました議案第46号動産の買入れについてから議案第51号真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理者の指定についてまでの議案6件につきまして、その概要を御説明いたします。 議案第46号動産の買入れについては、消防自動車1台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第47号岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更に関する協議については、令和4年3月31日をもって竹川組合が解散したことに伴い、当該組合が脱退することを承認するとともに、岡山県市町村総合事務組合規約を変更することに関し、地方自治法第286条第1項の規定により岡山県市町村総合事務組合を組織する関係地方公共団体と協議することについて、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第48号真庭市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部改正については、宗教法人法の一部改正に伴い、宗教法人の登記の取扱いに関する規定を変更するため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第49号動産の買入れについては、除雪トラック専用車1台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第50号動産の買入れについては、高規格救急自動車2台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第51号真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理者の指定については、公の施設の管理を行わせる指定管理者の指定をするため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上でありますが、詳細につきましては、それぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議を賜り、適切な御議決をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 池田危機管理監。 ◎危機管理監(池田敏浩君) それでは、議案第46号動産の買入れについて補足説明をさせていただきます。 議案集25ページを御覧ください。 購入物件は消防ポンプ自動車1台です。購入車両は、整備更新計画に基づき更新するもので、配備先は蒜山方面隊第2分団第1部です。 契約方法は指名競争入札で、契約金額は2,005万3,000円です。 契約の相手方は、株式会社吉谷機械製作所です。 入札は令和4年4月28日に行われ、5月9日に仮契約を結んでおり、納期は令和5年3月31日でございます。 なお、26ページから28ページに参考資料を載せておりますのでお目通しください。 以上、補足説明とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 金谷総務部長。 ◎総務部長(金谷健君) 失礼いたします。 議案第47号岡山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更に関する協議について補足説明をいたします。 議案集の31ページをお願いいたします。 31ページの新旧対照表別表第1、それから32ページの別表第2を御覧ください。 本議案は、当該竹川組合が昨年度末に解散し、岡山県市町村総合事務組合から脱退すること及び脱退に伴う規約の変更について協議するものです。 別表第1で、構成団体から竹川組合を除き、別表第2で事務を共同処理する団体のほうから同組合を削るものです。 これにより、岡山県市町村総合事務組合の構成団体は15市12町村37組合となります。 以上、議案第47号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 今石生活環境部長。 ◎生活環境部長(今石久嗣君) 失礼します。 それでは、議案第48号真庭市墓地等の経営の許可に関する条例の一部改正について補足説明をさせていただきます。 議案集34ページから36ページを御覧ください。 新旧対照表は36ページでございます。 今回の改正は、宗教法人法の一部改正により改正前の宗教法人法に規定されておりました第59条従たる事務所の所属地における登記義務及び第60条従たる事務所を他の登記所の所轄区域内に移転したときの登記義務が削除され、宗教法人の従たる事務所の登記義務が廃止されることに伴い、真庭市墓地等の経営の許可等に関する条例における当該条項が記載された部分を削除するものでございます。 以上で補足説明を終わらせていただきます。 ○議長(小田康文君) 頭山建設部長。 ◎建設部長(頭山龍一君) 議案第49号動産の買入れについて補足説明をさせていただきます。 議案集の37ページを御覧ください。 購入物件は除雪トラック専用車7トン級1台でございます。 現在、蒜山川上地区の市道堂の前延助線などの路線を除雪しているものが26年を経過しており、老朽化により故障頻度の増加などが懸念されます。更新により安定した除雪体制を維持することで、道路の安全な通行を確保してまいります。 契約の方法は一般競争入札で、契約金額は3,718万円。契約の相手方は相互自動車株式会社です。入札を令和4年4月21日に行い、4月25日に仮契約を結んでおり、納期は令和5年3月31日でございます。 なお、38ページから40ページに参考資料を載せておりますのでお目通しをお願いします。 以上で補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田康文君) 大美消防長。 ◎消防本部消防長(大美勝君) 議案第50号動産の買入れについて補足説明をさせていただきます。 議案集41ページを御覧ください。 購入物件は高規格救急自動車2台でございます。いずれも車両更新計画に沿って計画いたしました。購入後は本署、蒜山分署に配備いたします。 契約方法は指名競争入札で、契約金額は6,421万8,000円です。 契約の相手方は、岡山トヨタ自動車株式会社です。 入札は令和4年4月27日に行われ、4月28日に仮契約を結んでおり、納期は令和5年3月31日でございます。 42ページから44ページに参考資料を載せておりますのでお目通しをお願いいたします。 以上で補足説明とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 行安蒜山振興局長。 ◎蒜山振興局長(行安太志君) それでは、議案第51号真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理者の指定について補足説明をさせていただきます。 議案集は45ページになりますが、補足説明冊子はNo.002指定管理者指定議案説明資料で説明させていただきますので、2ページを御覧ください。 今回提案しております指定管理施設の名称は、真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園で、優れた自然環境の中で良質な余暇時間を過ごす場を提供し、並びに地域資源の活用及び情報発信による産業振興を図るための施設でございます。 道の駅蒜山高原サイクリングターミナルを岡山県から取得したことに伴い、新たに同施設を加えた蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理者の指定を行うものであります。 施設の概要は、資料上段に記載しておりますとおりであります。 指定管理者が行う業務は、条例に挙げている施設の運営、施設の利用許可に関する業務と設備等の維持管理に関する業務が主なものであり、詳細を仕様書に明示し指定管理者候補者の募集を行いました。 募集方法でありますが、5名の外部審査による指定管理者選定審議会の意見聴取を経て非公募で決定し、現蒜山ヒルズ指定管理者の株式会社アストピア蒜山の提案内容について審査を行いました。 指定管理期間は、令和4年7月1日から現行の蒜山ヒルズ自然牧場公園の指定管理期間の終期である令和6年3月31日までとしております。 4月22日に委員全員出席の下、選定審議会が開催され、1次審査では書面審査を、2次審査では申込団体からの提案審査を受けた後、委員と質疑応答を行い、選定基準に基づいて審査を行っていただきました。 審査結果でありますが、委員5人の合計審査点1,000点満点中661.2点となり、得点率は66.1%でありました。選定審議会から指定管理者候補者として適当であるとの答申を受け、株式会社アストピア蒜山を指定管理者候補者と決定いたしました。 候補者の収支計画の概要を4ページに記載しております。令和4年度、令和5年度の指定管理料は、市が算定した基準額776万3,000円に対し、候補者から提案額743万7,000円でありました。 また、資料の5ページ以降は、選考審査に当たって審査項目、審査の視点、配点、提案内容及び審査点を示しております。 以上、議案第51号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 続きまして、日程第13、議案第52号令和4年度(2022年度)真庭市一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました議案第52号令和4年度真庭市一般会計補正予算(第1号)についてにつきまして、その概要を御説明いたします。 このたびの補正予算は、新型コロナウイルス感染症に伴うワクチン接種や、市独自のデジタル地域通貨基盤整備、脱炭素先行地域選定に伴うLED化に要する経費等について計上しております。 一般会計で、2億3,162万7,000円を増額し、歳入歳出総額325億8,762万7,000円を計上しております。昨年同期と比較して、1億9,321万1,000円、0.6%の増であります。 会計全体の補正後の予算総額は、527億8,301万4,000円であり、昨年同期と比較して、3億2,334万円、0.6%の減であります。 以上でありますが、詳細につきましては担当者から補足の説明をさせますので、御審議を賜り、適切な御議決をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 金谷総務部長。 ◎総務部長(金谷健君) 失礼します。 議案第52号令和4年度真庭市一般会計補正予算(第1号)について補足説明をさせていただきます。 タブレットの予算フォルダの004補正予算概要説明書をお願いいたします。 概要説明書の2ページを御覧ください。 歳入の主なものは、国庫支出金では予防接種体制確保事業補助金、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金等を計上し、県支出金ではみどりの食料システム戦略事業補助金等を計上しているほか、市債では過疎対策事業債を減額し、地域活性化事業債を増額しています。また、一般財源の不足を補うため財政調整基金等を増額しています。 歳出の主なものは、総務費では公金キャッシュレス基盤を構築するキャッシュレス・市民ポイント推進事業を計上し、民生費では病児保育の新たな拠点の開設準備に向けた病児保育事業を計上しています。 衛生費では、第4回目のワクチン接種を行う新型コロナウイルス予防接種事業、病院及び診療所に市独自の協力金を支給する新型コロナウイルス予防接種協力金支給事業を計上しています。 農林水産業費では、みどりの食料システム戦略ビジョンの策定などを行う液肥活用推進事業を計上しています。 次に、債務負担行為補正について御説明します。 No.003の補正予算書をお願いいたします。 補正予算書の8ページをお願いします。 第2表の債務負担行為補正につきましては、指定管理者の指定に伴い真庭市蒜山ヒルズ及び自然牧場公園指定管理料のサイクリングターミナル追加分について、期間と限度額を定めるものです。 次に、9ページをお願いします。 第3表の地方債補正につきましては、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を充当して実施するLED化事業等について、既存事業の財源組替えにより過疎対策事業債を減額するほか、新たに庁舎等LED化事業に充当するため地域活性化事業債を増額するものです。 次に、総務部関係の主要事業について補足説明をいたします。 補正予算概要説明書のほうにお戻りください。 7ページをお願いいたします。7ページの上段です。 事業番号3の庁舎等LED化事業です。 今回の補正予算は、市役所庁舎とエネルギー棟の照明を照明効率の高いLED照明に更新するため、その設計費用を計上するものです。補正額は1,092万3,000円で、4月に真庭市が脱炭素先行地域に選定されたことにより、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金等を活用して実施するものです。 本庁舎等のLED化により消費電力を抑えることで、二酸化炭素排出量の低減と経費の節減を進めます。 以上、私からの説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 有元総合政策部長。 ◎総合政策部長(有元均君) それでは、次に、総合政策部関係の補正予算について補足説明をいたします。 同じく補正予算概要説明書6ページを御覧ください。 まず、上段、事業番号1キャッシュレス・市民ポイント推進事業ですが、この事業は新型コロナウイルスを契機とする新しい生活様式への対応、地域内経済循環の強化、市民利便性の向上、SDGs共生社会の推進などを目的に、公金収納や市内商店での決済に利用できる真庭市オリジナルのキャッシュレス・市民ポイント基盤を整備するものです。 当初予算において、備えるべき機能やコンソーシアム運営等の検討に係る経費を計上しておりましたが、今回、具体的にポイント管理金融機関との連携部分に係る基盤として、デジタル通貨プラットフォーム、専用チャージ機、キャッシュレス連携システムなどを構築するための必要経費を補正計上するものです。補正額は6,612万1,000円で、うち3,306万円については地方創生推進交付金を活用する予定としております。 次に、下段の事業番号2広域連携SDGsモデル事業についてですが、これは県内のSDGs未来都市である岡山市、倉敷市、西粟倉村、真庭市の3市1村で連絡会議を立ち上げ、岡山経済同友会や岡山大学などで構成するおかやまSDGs研究会、さらに真庭観光局などとも連携して各都市のSDGsの取組を体感できるツアーを実施することで、SDGsの普及啓発や観光振興、関係人口の創出を図るものであります。 今回、真庭市が連絡会議の代表団体となり、国のモデル事業の選定を受けたことから、新規事業として補正計上させていただくものです。将来的には岡山県版SDGs体験ツアーとして全国展開も想定しており、体験ツアーガイドの育成なども計画しております。補正額は550万4,000円、うち400万円は広域連携SDGsモデル事業補助金、国の補助金でありますが、これを活用する予定としております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 江口健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(江口祥彦君) 失礼いたします。 それでは、議案第52号令和4年度真庭市一般会計補正予算(第1号)についてのうち、健康福祉部関連の予算について補足説明させていただきます。 同じく令和4年度真庭市補正予算概要説明書の7ページ下段の4番を御覧ください。 子どもが病気の際に、保護者の勤務などで自宅での保育が困難な場合に利用が可能な病児保育事業ですが、これまで久世地域で1か所の医療機関が実施していただいておりました。 本年4月、医療法人美甘会より勝山地域において新たに事業を開始したい旨の申請書が届き、中身を確認したところ適正と考えられるため、令和4年度中に事業が開始できるよう施設改修の経費の一部を助成するものでございます。補正額は400万円、うち国庫支出金266万6,000円、一般財源133万4,000円を計上しております。 続きまして、8ページの5番及び6番を御覧ください。 新型コロナウイルス感染症に対する4回目の予防接種に関しまして、60歳以上の高齢者及び18歳以上60歳未満の基礎疾患を有する方、その他医師が重症化リスクが高いと認める方に対して臨時接種を行う方針が国から示されたことを踏まえまして、接種費用、予診票郵送費、集団接種実施費用などの予防接種事業として、補正額1億2,187万7,000円、さらに個別接種を促進するための接種1件当たりの500円の協力金支給事業として補正額1,411万円を計上しております。なお、財源は両者とも10分の10の国庫補助となっております。 補足説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これで本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしました。 定例会運営予定に従い、次回は5月27日金曜日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を予定しております。開催については、本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんから、御了承をお願いします。 本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。            午前10時44分 散会...